
国家公務員の一般職と総合職ではどれくらい出世スピードが違うのか?
また他にどういった差異があるのかという話をしたいと思います。

公務員は年功序列の文化が色濃く残っている業種ではありますが、
今は人事評価制度、研修結果、本省経験等で出世スピードは変わっていきます。

特に国家の場合、
総合職と一般職では出世スピードは全く違います。
入口ですべて決まります。
一般職で入ったら評価が良くても、研修結果が良くても
総合職より出世できるなんてありません。

今日は自分の法務局に勤めた経験から
実際に何歳でどのポジションにつくものなのか等話していきます。
総合職と一般職で出世スピードが変わっていきます
国家公務員は総合職と一般職で出世スピードは大きく変わります。
下の画像は人事院の公表資料です。
古い資料なので1種、2種と書いていますが、1種が総合職、2種が一般職です。


見づらいと思うので説明すると、
総合職の場合25歳で係長になっていますが、
一般職の場合は34歳で係長と出世スピードが10年近く違います。
課長補佐になると総合職の場合、34歳、一般職だと52歳。
課長では、総合職だと、42歳で一般職だと57歳。
と出世スピードは20年近く違うことになります。
ここから分かるとおり、国家公務員で出世早くしていきたいと思うのなら、
絶対に総合職になる必要があるということです。

自分の周りを見てみると、一般職の場合、出先機関の支局長か出張所長くらいまでは
いけますが、部長クラスは厳しい印象です。
本省勤務経験は必須ですね。
その他の総合職と一般職の差

異動についても差があります。
総合職の場合は国転勤
一般職の場合は基本的に全管区内の転勤に留まります

基本給についても差があります。
業務範囲や将来性などの違いから総合職の方が高く設定されているので
ガシガシ稼ぎたい人は総合職ですね。
最後に 一般職だからといって差別を受けるのか?

上記のように総合職と一般職には差異がありますが
それでは実務の上でおいて差別はあるのでしょうか?
例えば

えっ君一般職なの?
じゃあ君とは仲良くできないねー

えっwwwww
一般職かよwwwwww
マジウケルwwwwww

はい、そんな差別はありません。
出先機関で働いているほとんどが
一般職だからです。

本省で働いている友人に確認しても
一般職だから理不尽な扱いを受けるということは
ないようです。
本省の出世争いなどになってくるとまた世界が
変わってきますが、少なくとも普通に働く分には
一般職であっても何も問題はありません。

国家公務員にこれからなろうと目指している方は参考にしてください!
それでは!
それでは!