という記事を見て思ったのですが、
最近は、電車に乗っていると、学生からそこそこいい年のおじさんまで、みんなスマホゲームをしていますね。
僕自身、学生の時は、毎日ゲームしていたんで、あまり偉そうなことは言えないんですが、
「ゲームの主人公のレベルを上げても、現実の自分は何も変わらなくね?」と思うようになってからはパタリとゲームをしなくなってしまいました。
スマホゲームをしても、頭が良くなるわけでもないし、モテるようになる訳でもないし、筋肉がつく訳でもないもんね(笑)
ただゲームは子どもに悪影響を与えるか与えないかという論争はずっと続いていますが、結局科学的な根拠はありません。
実際のところどうなのでしょうか?
ゲームは全てがコントロールできる世界
ゲームを子どものうちからずっとやっていると、世の中のことをコントロール出来てしまうと錯覚してしまう恐れがあると、自分の経験から思います。
要はわがままになってしまうってことです。
というのもゲーム画面のキャラクターはプレイヤーがコントローラーで動かすもので、勝手に画面上からいなくなったりしません。
またゲームのストーリーは、主人公を中心に起こるし、全ての登場人物は意味を持って登場します。
自分の思い通りの世界がお膳立てされているわけです。
対して現実の世の中では?
自分の思い通りになることってほとんどないし、何が起こるか分からないことばかりな複雑怪奇な世界じゃないですか?
完璧にできたと思った仕事でも、取引先の思わぬミスが発覚したり、恋人にプレゼントを贈って喜んでくれると思ったけどもなんか切れられるとか。街で急に喧嘩に巻き込まれるとか(これはあんまりないですね(笑))
そういう予想外の反応や、自分の無力さを経験することで、人は、わがままだけではやっていけないんだとを学ぶことができます。
子どもには、理不尽な体験させよう
自分の思い通りにならない、自分の想定外のことが起きると分かっている人は、どんな状況でも冷静に対処出来ます。
ゲームは所詮、制作者が決めたストーリー、システムをなぞることしかできません。
ゲーム以上に世の中は複雑怪奇。
だから子どもには、ゲームをさせるだけでなく、外に遊びに行って、ケガしてくる。女の子に振られる。そんな色んなことを経験できる環境を作りたいと思います。
親心からついつい口を出したくなるときもありますが、ケガをする経験も成長には必要ですもんね。